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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

それでも私は、好きなものは好きなんだ。…けども。だから。

観覧したCDTVのレポを書きたいと思うのだけれど、それにあたって書いておかなきゃなということがあるので、そっちから行こうと思う。


前回の記事を見ると、キスマイツアーの大阪で止まっている。随分と久しぶりに、開いたものだ。

決してその3日間で嫌になったということはない。一時期の盛り上がりを欠いたというわけではなくて、その場所が変わったというだけ。基本的に、 TLに生息しています。そこであらかた満足していた、という次第。

この半年で、本当にいろんなことがあった。そのせいで、自分の気持ちのありどころを探していたといってもいいかもしれない。

最終的に2016年キスマイツアーは、いろいろなご縁が繋がっておかげさまで全ステという荒行を成し遂げた。前年では考えられないくらい いろいろなキスマイ好きの方と繋がることができた。

基本的に、私は自分がキスマイに転んだことを周りの限られた人間にしか言っていない。驚きの発見もあった。それも意外に近しいところに。
1つは行きつけのネイルサロン。ツアー中の参戦用ハンドとフットの施術をしてもらっている時ヲタク話をよくしていたネイリストさんがハンドをやりながらいきなり言った。
「近くにキスマイ好きな人いるって言ったじゃないですか。そこにいます」
該当者はフットをやっている店長だった。玉担の彼女はものすごい勢いで言った。
「誰担…ああ!わたたい担ですね!」フットはオレンジとピンクを指定していたのだ。

もう1つは、十年来の付き合いのある会社の後輩。やっぱりオタクな会話ができる後輩が札幌から転勤で戻ってきた。久し振りにゆっくり飲み、彼女は言った。
「かやさんに…ってか会社の誰にも言ってなかったんですけど…実は、私、5年ほど前までJrのオリキやってて、キスマイもむっちゃ見てました」
いるところにはいるものだ。

そんな出会いや発見の中、たぶん、絶対書いておかなければいけないことが起こった。

SMAP解散決定。

私がキスマイ…横尾渉という人を気にするようになったうえで、そしてSMAPの同年代として生きてきた中でその存在はとても大きい。解散の報は、ツアー最終日前日の夜知った。最終日アリーナに入る予定だっただけに、キスマイがどんな感じで来るのか、不安もあった。結果杞憂だったけれど。
その日の盛り上がりは本当に力強かったし、最後の最後、宮田君が言った。「みんな以上に、僕はキスマイが好きだって気づいた」 このグループは大丈夫。おかげさまで、好きだなぁは最高潮に達した。

それが終わってすぐにやってきたのがShalalaの乱。彼らを1位にするために。今、だからこそ。そんな盛り上がりを肌で感じた。ヲタクとかファンの繋がり、共演の親近感とかそういうのをしみじみと、本当にしみじみと感じた。 ちょうど最中の日曜日、盛り上がりの舞台となっていた山野楽器さんの近くでカズさんのコンサートに行っていて。いつもと違う雰囲気に触れながらも、彼らのことが気になっている自分に気づいた。

 一喜一憂。いろんなことがあった。ハチ・かぼちゃ・ハロウィン・唐辛子。キスマイはいろんなグループとも共演をするようになっていたけれど。
SMAP解散の日には、我が家で初めてのリアルなキス友さんとツアーDVDを見て、SMAP×SMAPの最終回を見た。別れてすぐ、聴いたのは初めてラジオから流れた「道しるべ」。2017年、SMAPのいない時間が見えないけれど、その道しるべを追う彼らを見るのだろうと思いながら、2016年は終わった。


さて。新年。待っていたのは舞祭組ハイタッチ会の知らせだった。これは、悩みに悩んで、見送った。彼らを、彼を見たい。だけれど、接触はしたくない。
あくまで、わたしにとっては板の上の人間。このあたり、舞台感覚が抜けていないのだが、ここ、重要。1時間以上の合宿風景だけで満足だったし、中居さんに向けた歌を、4人だけでなく3人もかかわって作っているそれで十分だった。ちなみに、ネイル店長は私から聞いた特典の玉ちゃんがどうしても見たくて、2種買いに至っている。

そして2017年アリーナツアーが決まった。速攻やったのは足回りの確保。慣れって恐ろしいものだ。
 首尾は後述するけれど、最終的に私は彼らを見に行く。たぶん、やっぱり横尾渉が好きなんだ。そして思いの外、藤ヶ谷さんが好きになっていたし、キスマイというグループを好きになっている。
それだけは確か。

それでも一抹のもやもやがあって、私は1つの行動を起こした。歌番組は家で見ればいい。その、枠から一歩踏み出した。その結果が、CDTVなのだけれど…それは別の記事で。

もやもやあたりのことを…以下、横尾担かつSMAPが好きな方向け。

 

 

 まぁ分けなくてもいいのでしょうけれど、あんまり上がってほしくない話題が絡むので、あえて保護下にする。

 2017年3月3週目は、楽しみな週だった。渉さんが、マグロ解体師を目指す?  プレバトで名人か?そんな頃、私のTLもざわつき始めた。 
後から聞けば ツアー決定の頃からきな臭い話は出ていたらしい。
最初に気づいたのは、「ショックだ」という言葉だった。その内容は舞台が決まると必ずくすぶるたいぴさんの話題の時や、渉さんがUTAGEやMommで発した彼女絡みの話題の時によく似ていた。
「これはもしや」
詳細は書かない。真偽は知りうべくもないので、信じているとも信じていないとも言えない。
 ただ、言えるのは鑑賞物・エンタテインメントのひとつとして、渉さんを心から愛でているけれどそのプライベートは守られるべきものだ。彼を通して目にするものに満足できればいい、そう思っている。

以前、「ディスる声を聞いて愛おしさを認識した」と書いた。言い方に語弊はあるけれど、たぶん、私は 横尾渉という人間のアイドルとしての不完全さが好きなのだと思う。
日常でも「好みのタイプは」と聞かれたら、「気が利いてるけどツッコミどころ満載な人」と答える。

だから。目にした噂で感じたのは、「年齢から言って、そういうことがないほうがおかしい」「とはいえ、事実なら迂闊ではある」「でも、なんか違和感がある」

TLの皆が楽しみにしていたはずのマグロ解体師取得への道、はきな臭い話題と感情の流れで混沌とした。それが、面倒くさかった。

 その日から、毎日のように色々なうわさが流れてきた。いろいろな感情の洪水も流れてきた。追い打ちのようにやってきたのは、ツアー全滅。どんな噂があろうと、彼ら自身を見られればそれで大丈夫と思える。福岡最終日の彼らを見た記憶が、そう私に言っていた。だから、さすがにツアー全滅は、ショックで。もやもやのはけ口が見えなくなった。
幸い、昨年知り合った方に同行させていただけることになり、気持ちが浮上する。「観られれば、いい」
そんな中、「写真」が出てきた。感情の洪水がまた、流れ込んでくる。どれほどのものか、見ておこう。検索は、もう慣れていた。

「あ、大丈夫だ」
それが、私が見た感想。私が見て、感じていた横尾渉、だ。それなら、いい。そう思った。

私にとって、横尾渉という人は「三男坊の末っ子」が本質にあると思っている。叔父によく似ているのだ。自分の感情に素直。止めても聞かない。意外になんも考えてない。プライドが高い。結果、甘やかしてくれる人が大好きで、その感情を隠さないがゆえに人たらしで、懐に入り込んだら自分も相手に甘くなる。自分が思っているより不器用。そこを突かれるとキレる。できるよ、と言われると頑張る。
まぁ、叔父の場合は直接被害が出るので(笑)父の葬儀で叱り飛ばしてしまうような困ったものなのだが、こと、渉さんで考えると、十二分に私にとっては「可愛い」と思える要素だ。

そうした目で見ると、その写真は「なんも考えていない」。何も変わっていない、と思えた。
「ファンを裏切った」「さすがにショックだ」とかいう人もいたけれど、なんの意図もなく自然に撮られたもので、むしろ、それを自分が目にできるその事実だけに不気味さを感じた。

それは、話題が出始めた時に感じた違和感だった。良い話題がTV等で出るたびに、ファン離れを加速するような話題が非公式に出る。それをネットが記事にする。そして独り歩きしていく。

ネットの怖さ、それだけを感じてこの件に関する情報を追う必要はない、と私は判断した。

自分の目で見た渉さん自身・渉さんの言葉から、好きか嫌いか判断すればいいと決めた。
じゃあ、答えは簡単だ。私は、横尾渉を愛でている。


ただ、去年のSMAPの解散や成宮君の引退というトラウマというものはそれなりにあって。
1つだけ、気になることはあった。どうにもならないよくわからない違和感が増大して、その結果好きだったものが、二度とみられない状態になってしまうこと、それは怖かった。

そこで私がやったことは、過去の彼らの言葉を見直すことだった。疑惑検証と方法は同じだけれど、そこにある言葉だけを見て考えた。

渉さんのやる気スイッチが9月ごろ押さなければいけない状態になったこと。2016年は思うようにならないことがあったということ。何かは、あったのだろうと思った。

騒動が大きくなるにつれ、また、すり抜けてしまうことが起こるんじゃないか。

ただ、もう一つ気づいたことがあった。9月以降、ものすごい勢いで藤ヶ谷・横尾揃っての観劇が増えていた。
「たいぴさんがいるなら大丈夫」
そこに至って、思った以上に藤ヶ谷さんという人を私はずいぶん好きなのだと気付いた。それは、裸の時代であったり、横フェスであったり。横尾渉というアイドルが前進することを決める時に、藤ヶ谷太輔という人が関わっていた。
そして、中居さん。
中居さんと藤ヶ谷さんの距離が、近づいているのも私の気持ちを落ち着かせていた。

ポンコツたいぴ。そんな姿をよく目にするようになった。可愛い。

そして、藤ヶ谷さんのドラマが目前に迫っている。藤ヶ谷さんが忙しい時、渉さんは存在感を発揮する。

大丈夫な材料は多い。

けど。何かすっきりしない。

自分の好きは自分で決める。そこに横尾渉というアイドルがいるなら応援する。好きだと思う。その腹は決まっていた。

ただ、本当に居続けてくれるのか。

 私のTLに負の感情はない。けれど、それぞれのTLで負の感情に触れて、悲しみに暮れている人はそれなりにいて、まだ、周りはざわついている。

私がすっきりしない理由は簡単なことだった。

「今、の渉さんを目にしていない」

ふと、騒動認識後最初に話した友人が言っていたことを思い出した。

CDTV 観覧行けないかな」
「なんで?道しるべ、歌うだけだよね」
「でもさ、前後とか待機の時の様子、見たくない?」

今、どんなふうに仕事に接しているのか。この目で見られたら。たぶんすっきりする。

自分の思考を確認する行為は、自分自身の存在確認。それが私の信条。

完璧じゃない、成長したり、迷ったりする。もどかしい。でも、だからこそもどかしい。横尾渉という存在を通して、自分がこれでいいのか確認する、何をしあわせと思えるのか知る、それは私に取ってひどく重要なことだ。


そうして、私は、生まれて初めて、観覧応募のボタンを押していた。