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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

30歳の誕生日はその人の人生を表している。

タイトルの通りの記事を目にした。糸井重里さんの言葉だという。
「30歳の誕生日=その人の人生」仮説

極端な、と思う向きもあるが、ふと自分のことを思い返してみて、そういうもんかなぁと納得もする。私の30歳の誕生日は普通に仕事、だった。 
まだ現場勤務をしていたけれど、比較的仕事の波は落ち着いていて周りからも祝ってもらえて、先輩に「三十路っこクラブへようこそ」なんてしょうもない軽口を叩かれて、それなりに楽しくわいわいやったのを記憶している。 


さて。横尾渉さんが、30歳になりました。

 



確実にハマったと自覚したのが、ちょうど1年前。早いものです。まぁもともとがオタク気質なので、ツイッターとか地下活動とか、情報を集めたり語ったりしているうちに仲良くしていただける方も増えてきて。
絶対やらないと思っていたファンクラブ入会も遠征も楽勝でこなすようになってきているから、思えば遠くへ来たもんだ。
さすがに生誕祭まではいかないし、なにかのイベントに参加しようとまでは思わないけど、彼を通していろいろなことを考えたなと思う。

この1年で横尾さん自信を取り巻く環境も変わったように思う。ちょうどラジオで本人も言っていたけれど「忙しい」。
まだ、気になると思っていろいろな情報を見始めた頃の彼は「暇だから資格を取った」という人だった。歌が下手、というだけの人だった。

それが、どうだろう。ファン、としてはおそらく最も見甲斐のある1年を辿ることができたんじゃないだろうか。キャラが確立して、自由になって、レギュラーを得て、彼自身の言葉で今までの繕った自分を更に冷静に見て、否定しつつ糧にしてきている。

「お母さん」そこにしか居場所がなかったと考えていた人が、愛されて誰かを支えている。それは随分すごいことだ。

これまでの平坦ではなかった道のりから、今の全開の笑顔を自分のものにした横尾さんが居ることに感謝しかない。
藤ヶ谷さんの舞台スケジュールを見て友人が言ったのだが「たぶん、今日、キスブサの収録日」

実際がどうあれ、そうであったら良いなと思う。DVDの副音声で彼自身が言った言葉が耳に残っている。
「このメンバーでなきゃ俺はアイドルをやってないと思うし、できないと思う」
彼が、「今の彼自身らしくあれる場所=メンバーとの時間」なら、それは、確かに彼自身の人生を示しているだろう。
今日が、横尾さんにとって素晴らしい日であるよう願いながら、そっと魂の振込をした、5月16日。