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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

野球を見てきた。


先日、Webで知り合った友人と野球大会に参加した。なんとなく、流してみる、もしくはニュースで目にするだけのものだった場所に自ら「行きたい」と思っていくのだから、人間変われば変わるものだ。

参加したいと思った理由は「横尾渉が出るから」。単純に見たいというのもあるけれど、「野球をする横尾渉が見たい」というのが一番の理由だ。

2階のいわゆる天井席なので、キャー(≧∇≦*)とはならない。まぁ、グローブの色が変わっていたので「あなたの素っ頓狂なファッションセンスのおかげでとてもとても見つけやすいです…」なんていう感想もあるし、センターだったおかげで立ち姿を堪能できた♥なんて喜びもあるのだけれど。

が、ずいぶん冷静な目で「ああ、野球が彼を形作ったのだと納得することができた。

完全に、「野球をしに来ている」。何がすごいって、ひとりひとり紹介される場面で、ガッツリ多方向に深々とお辞儀しているのに、すべてのカメラから、顔が外れるという奇跡を起こした。……アイドルとしてはなし、だが、それも横尾渉らしいと楽しくなる。観客とグラウンドに礼をする、野球選手そのものだ。

守備のつき方(バッター・守備の布陣によって確実に守備位置が違う)、練習の際の係員さんとのコミュニケーションのとり方(みんなが流れて歩いていく中ひとり遅れて、係員さんに指示を確認している)、ベンチへのものの置き方(ドリンクタオルを、2列目の適度な位置のベンチ下にさっさと置く。先輩の邪魔にもならないし、千賀さんが嬉しそうに自分の座り位置をその隣に決めていた)、ネクストバッターズサークルでバットを片付ける(絶対に放置せずすっと回収してスタッフに渡す)…一つ一つが、「横尾渉だ」と納得できた。

たぶん、視野が広い。そして致命的に自分は見ていない。ただ、それでも周りの先輩達と適度な範囲で話をしている。あまり後輩とは絡まない。

そして。最後の打席で決勝打のきっかけとなる。

「こいつ…どこまで面白いんだ」

そう思えた。



野球そのものも、意外に面白かった。そういえば、ジャニーズって、野球チームが起源だったななんてことを思い出す。

親友に見て来いと言われた坂本君もかっこよかったし、二宮くんが想像以上に可愛かったし、ほかの面々も「おぉおお」と生で観られたことに驚きは隠せないけど。

それでも、自分が好きなのは横尾渉であり、Kis-My-Ft2なのだとは思えた。ホワイトの応援団長で力を発揮していた宮田くんも、それに釣られてたたまちゃんも、レッドの応援団長で試行錯誤していた千ちゃんも、やっぱり気になる。ショータイムも、JUMPちゃんやSexyZoneの華やかさやA.B.C.-Zのダンスのキレがすごいなと思うけど、歩いて全体にまんべんなく近づいていく、彼等の動きが好きだった。

たぶんね、理屈じゃなく…良いものと、好きなものは違うのだ。