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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

安定と広がり

 ご機嫌です。TANA-GALAにいってまいりました。岡幸二郎さんと林アキラさんのタナボタ企画主催のガラコンサート。
 私にとっては、石井さんを追っかけてくる上で、石井一孝=マリウス・岡幸二郎=アンジョルラス・林アキラ=司教様という往年の(T_T)/~レミゼラブルはなしには語れない存在。きらきらしてたよなぁ。。。。競演も新生マリウスの山崎育三郎君やらずっと生で見たかった伊東恵理さんやらと…残業ぶった切って帰った甲斐がありました。
 伊東さんはDisneyのベルというのが一番とおりがいいと思う。ビデオでもCDでも散々聞いている方ですが実は生で聴いたのは初めて。ジャスミン麻生かほ里さんの生歌を聴いたときもつやがあるなぁと思ったもんですが今回はそれ以上にホールも良くて響く響く。「Don'tCryForMeArgentina」なんて、涙だよ……。

タナボタ恒例女装!は驚かなかったんだよねぇ。男性陣でドリームガールズやってくれたんですがこないだまで石井さんがゲイのモリーナをやってて「かわいい…」何ぞと腐ったことを考えていたせいで、化粧もシナも驚きゃしない。ノリノリの兄さんたちについていっている山崎君がかわええなぁと思ったくらい。石井さんは確かにお母さんに似てる。腰つきが堂に入ってるのがいいんだけど。。。

それよりも、久々に岡さんてきれいだなあと。以前石井さんがゲストに出たソロコンサートでも思ったこと。タキシードを着てオペラ座も怪人を歌われた日には…張り詰めた背筋、朗々と響き渡る声。やさしさとか人間くささとかをそぎ落とした静謐というんだろうか、神々しさを感じるんだよなぁ。負けますね。
一点腐った眼に嬉しいのは「闇が広がる」。石井トートに岡ルドルフ。二人とも、キャラをしっかり作ってきてて、しかも女性ファン意識してるし。いやぁヤラシいったら。特に石井さんがねぇ。死の王ではない。たぶん悪魔。なんといってもメフィストさまなので仕方ないんですが、いい感じでの戦いっぷりです。男二人のデュエットってあんまりないからね。以前もナンバーは聞いていましたが、歌い終わった瞬間振り返らず視線を落として歩く岡さんとふっと余韻をもって視線だけを岡さんに残す石井さんの首から肩のライン…セクシーでしたねぇ。。。
最近来るところまで来てしまっているんで、妄想が走りそうになりますね。ま、まじめに走らせず「こういう見せ方もあり」って言う計算した楽しみかたなあたりは私も年を食ったんですけど。

そういう二人を見ていたら、二人がマリウス・アンジョだったときはレミゼがたのしかったなぁしみじみしてしまいました。たぶん、育三郎君のほうが石井さんより歌はうまいかもしれない。でも、マリウスの馬鹿みたいなまっすぐさとかアンジョルラスからの愛されっぷりとかそういうものを全部納得させてくれる関係をあの頃は見ていた。彼らがこんな素敵な大人になっているくらい充実した時間であった証拠なのだろう…。
再びあの時間が帰ることはないけれどたぶん新しい素敵をもらって、安定して着実に彼らの歌を聴き続けるんだろうなぁと楽しくなりました。
CDでも聴くか。

ということで時間を見つけて蜘蛛女と鬼畜眼鏡な話でも。