mirror_box

スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

「BKLYN」の魔法

 今年初めての舞台に行ってきました。厳密に言うとガラコンサートがあったので2つ目ですけど、ミュージカルは1つ目。ちょっと遅めですが。。。。まあ、石井さんで始めなきゃ、ねぇ?
 ミュージカル「BKLYN」本日初日ということですが、まあ客の入りはそこそこ。今回は東京芸術劇場ミュージカル月間の一環。そういえば95年も「洪水の前」にどきどきしながら来たっけなぁとちょっと感慨深い時期であり、劇場。

 タイトルロールのブルックリンがミュージカル初挑戦・初主演となる元Do As Infinityのヴォーカリスト伴都美子っていうことかちょっと客層がいつもと違う。ロックぽいひと、オタクっぽい人が多い。パンフ売り場よりグッズ売り場のほうが列を成していてちと微妙。とはいえ、今回のポスターからして結構好きだったりする。写真がかわいいんだ。
 今回のキャストは伴さん以外は石井さん、シルビア・グラブさん、マルシアさん、今井清隆さんとなっているので私にとって必見のメンバー。たぶん、単独でも見に行く可能性があるキャストがキュッと集まっているわけだから、文句はない。そのメンバーがそれはもう楽しそうにほかの作品では見られないポップな格好をして思い切りのびのびと写っているんだもの。写真として…ほしいな、ポスター。(人のこといえない)

 ストーリーは劇中劇として進んでいくあたりがすごくいい。一応ネタばれもするので、楽日以降に詳しい話はするけれど、おとぎ話って現実を考えるときっとこんな感じ。
 キャストはストリートのパフォーマンスとして進行させていくので、自らステージ転換もやってフル回転。手作り感と意外性がチームワークで進行していくのが楽しい。たぶん、出演者もそのあたりをものすごく楽しんでいるんだろう。そんなわけで特筆すべきはといいたいところだけど、かわいいんだ、みんな。今井さんも、石井さんもマルシアさんもシルビアさんも。初舞台の伴さんは、ちょっと気の毒でもあり応援したくもある。だって相手が悪い。ほかのメンバーはベテランな上、共演も多いしミュージカル俳優の中じゃおそらく声のでかさはダントツなメンツ。よくついていっていると思う。ただ、棒読みだけど一生懸命楽しもうとしている彼女をほかの4人があったかく守ろうとしているあたりは、空気として素敵。
 今回気に食わなかったのは実は石井さん……。いや、いいんだけどさ、運命の別れになるシーンでギターのストラップでこけないでよ(ーー;) 「U.S.A.」であることを示す旗もちゃんと広がってないし。初日はいっぱいいっぱいなのでいろいろアクシデントはつきものですが石井さんの「いとおしさを見せる動き」が好きなので少し残念。でも!メガネ姿を見て萌えていたあたりあたしも馬鹿です。ひげ面も許せたしなぁ。

 歌は、今も作りかけの子守唄が鳴っています。キャッチーな曲が多いのでCD買おうかなぁ。ということでなぜか今聞いているのはFullMontyなんだなぁ。