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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

リセット…できるかな。

父が亡くなりました。

7月に病が見つかって、2回入院もしましたが11月まで比較的元気で。12月寝込んで、12月22日。眠るように逝きました。
四十九日も終えて、ようやく落ち着きが見えつつあります。
肺がんが原因ではありますが、痛みはほどんとなくて血栓による呼吸困難と足のむくみ・体温上昇だけなので意識ははっきりしてました。
いろいろ思うところも多いけれど、亡くなる前の9月から12月にかけてはとても仲良くやっていた気がします。
亡くなる前日の夜から当日の午後。本当に濃密な時間でした。
手を冷やすなと言われさすっていたら「お母さん呼んで」振り払った手の力。
母に手を握られながら「幸せだったよ、ありがとうね」と苦しい息の下で言ったこと。私にはちょっと軽く挨拶するように「がんばってね」とだけ言ったこと。
自分ですべて決めて、疲れた母が眠りに落ちて、私が持ち帰っていた仕事を片付け始めた時に、自分で寝返りを打って眠りに落ちるように逝きました。
少しずつ冷たくなっていく父と一緒に家に戻る帰り道の暗さ、帰ってからの眠るような安置姿。たくさん訪れる人。
そして怒涛のような葬儀。でも父のおかげで寂しいけれど悲しい時間はひとつもなかった。
やるべきことをすごい勢いでこなしていく充実感を味わって。
また、普通の日の中で。がんばる。