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スマさん世代の腐った文字書きが好きなものは好きと無駄に叫ぶ

ゲイジツ野郎

「ゲイジツ野郎~アートが学べるかもなTV~」フジの深夜でなぜ今日?という不思議感はありますが、スタッフがほとんど戦国鍋のままというあたりがすごい。
鍋好きの美術好きとしては見ないではおれません。

もともと美術ムックやエッセイ的な解説本は好きなので、どんなことするのかなーという期待。主宰がミッチーというとこもポイント。

白いセット。ミッチーが語りかけ、微妙さを醸した後、コーナーへ。

芸術合コン。合コン中のトイレでの女子トークでアートを語る。トークはかなりぶっちゃけていて、男の品定めとしてもあるあるという感じでありつつ、その絵を見てずっとツッコミたかったとこをツグリグリついてくるところがナイス。

セットにもどってゲストの紹介をして最初の曲、「純壁画1498」。
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれた人物が絵について歌うというもの。鍋で馴染んだ若手俳優だらけ。
中央のキリストは寿里さん。彼がメインボーカルですね。村井くんは…いた。そ右手にいるトマス 。もとの絵ではひげのおっさんですが、かわいいので許すさ。ヨハネの鈴木くんもいいねえ。
わいわい歌う姿を見ていて、この絵の「瞬間をうつしだしたすごさ」に気づく。最後の晩餐の違うだろうけど男子13人もいればこんな感じもおおかったはず。曲もさすがに耳に残ります。

アートの金さんがあって入れ墨の位置にもやっとしつつもあーとのあつかいとしてはこれがすき。
それからミロのビーナスダビデ像、阿修羅像と考える人のお見合い。二体が並んだだけの地味な絵なのに飽きさせないのはアートだからかね。秀逸です。
でもいちばんすきなのはポロックかな。池田鉄洋さんのシュールさがいい。

番組としては面白い発送だけどジャンルの手を広げすぎてぼやけた感は否めません。
ダ・ヴィンチの最後の晩餐のやるなら食卓の説明やメンバーの説明も欲しかったなぁ。
つうことでしっかり着メロいただきます。
ジャンルが絞れると楽しさが増すかも。

ネタや表現としては結構楽しい。そこそこ展開するといいかもね。